「アフターコロナの居場所づくり」オンライン講演・交流会

9月4日(金)兵庫県生協連「生活問題研究会」では、オンライン講演・交流会「ケースから学ぶアフターコロナの居場所づくり」を開催しました。

株式会社リタリコの迫 裕太 様よりフィールドワークから得られた考察をもとにご講演いただき、その後意見交流を行いました。少年刑務所の受刑者が刑務官に自らの感情を吐出し、それでも愛され認められる環境に初めて遭遇したケース、空き缶拾いを続けるのは雇われるよりも自由な中で役割を見出し重要感を持てるからと話すホームレスの人たち、疑似家族のように役割分担し周到につながり感を演出して少女たちを逃さないシステムをつくっているJK産業の事例などをもとに講演されました。コロナ禍で状況が変化しても、その状況をどう解釈しながら誰もが安心して暮らせる居場所づくりをして行くか深く考える機会となりました。カギとなるのは「認め認められる」「主体的な役割感」「継続的つながり」といった、誰もが存在感を持てる社会的な場づくりではないでしょうか。

topへ戻るボタン